研究開発の目的
本研究では、クラウドシステムを活用して毎日の血糖値測定を手間無く正確に測定できるように実現します。具体的には、専用の測定機器を使い通信BOXに繋げることで、直ぐデータにすることができます。これにより、患者の手間や間違いを防げるだけでなく、診察の際に医師との対話がスムーズになり、効率的に治療が行えます。
研究開発期間
平成20年度、21年度
研究開発枠組み
経済産業省 地域イノベーション創出研究開発事業
研究開発の概要
糖尿病患者の日常生活において、毎日の血糖値の管理は欠かせません。日々の血糖値管理を手軽に行えるのが、この「Net-SMBGシステム」です。複数のSMBG機器メーカーに対応し、SMBGデータをWeb上で患者本人、主治医、連携専門医間で共有する医療支援システムです。
研究開発機関
財団法人ふくい産業支援センター、NPO法人糖尿病教育資源共有機構、福井大学、三谷商事株式会社、株式会社ブリッジ・メタウェア、ミテネインターネット株式会社
研究における当社の位置づけ
Net-SMBGシステムの開発及びプロジェクト推進支援
期待される成果
専用の測定器で血糖値を測るだけなので、手間がなく正確にデータを取ることができます。また、診察の際には診察前に通信BOXでデータを送信するので、先生との対話がスムーズで効率的に治療が行えます。またカルテ用帳票を印刷することも可能です。
実績
血糖測定器のメーカーによって異なるデータ書式を統合し、Web画面や血糖測定器用通信BOXの操作性が考慮された上で、患者が自身の血糖管理状況を簡単に把握でき、Web画面上で患者と主治医、及び連携専門医師が、患者の血糖管理データを共有し、治療アドバイスを適宜行うことが可能となりました。 SMBGに係わる在宅治療を支援し、また糖尿病専門医が遠隔地の患者に対して適切な治療アドバイスを効率的に行うことが可能となり、病院での医療業務を支援することで医療全体のサービス性が向上する効果が期待できます。